冲方先生のハイテンションな後書きがちょっと心配だった「スプライト・シュピーゲルII」読了。

 前作で顔見せを済ませた3人が、人工衛星の落下をきっかけに始まる大規模テロ事件に敢然と立ち向かう今回のテーマは「力×狂気」ってところかと。同じ事件を別のキャラクター達が活躍する視点で描いた「オレイン・シュピーゲル弐」とのクロスオーバーっぷりもよかったですよ。あとどちらも2作目に入って見えてき気がするのだけれど、角川の方(オレイン)は血煙担当で、富士見の方(スプライト)が伏線担当な感じ。3作目も(先生のテンション含めて)楽しみです。