これからSSSを見んとするので、感想が上書きされる前にSFマガジン1月号の「雪風帰還せず<後編>」について。以下ネタもばれるので注意。



 4月号からずっと(と言ってもまだ連載3回目だが)、ロンバート大佐やリン・ジャクスン、フォス大尉達が、自らの内面を吐露するような文体で話が進んでいくのが、今までの雪風の雰囲気と違っていて驚いた。ほら、今までってパイロット視点が多かったじゃないですか。多かったんですよ。

 雪風が再び不可知戦域に転送されて、物語的には深井大尉に焦点が当たるのはまだまだ先になりそうな予感。ところで零がジャムに向かって着陸するよう呼びかけるシーンで、「(前略)くそう、機関砲でメッセージをぶち込みたい気分だ。いや、ジャム、今のは聴かなかったことにしてくれ、こちらに攻撃の意志はない(後略)」と言ったのを受けてフォス大尉が吹き出しそうになるという描写があるんですが、俺も実際にウイスキー吹きそうになった。「敵は海賊」っぽい雰囲気じゃないですか?なんですよ。

 MAcProⅡの分析する「深井大尉と雪風の分離」っつーのは、不可知戦域に送られたのは実は雪風だけで、深井大尉は着陸したジャム機の機内に転送されてるとかって事ですかね?で、着陸させたジャム機から降りてきたのは本物の深井大尉なんだが、特殊戦は彼をジャム人間と判断し・・・みたいな。次の掲載は来年春頃だそう。