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俺の部屋にはいつか作ろう作ろうと思って、未組み立てで10年ほどたつハイザックがある。ちょっと
プラモ初心者向けのページをのぞいてみると、ペーパーがけとか接着で一週間乾燥とか継ぎ目けし
とかパテ盛とか、それなんて人力飛行機?なのでこれから先も多分未組み立て。俺のプラモレベルは
所詮SDガンダムにマジックで塗装どまりである。
唐突に
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/04/01
- メディア: 単行本
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とにかく遺伝子のところとか、ストーカー話とかに話の作りこみっぷりを感じた。拙いプラモ話で
たとえるなら、継ぎ目も消してあるしパテも盛ってある感じ。アミノ酸の一文字略号でメッセージが
できない所なんて、「ここの継ぎ目はわざと残してリアリティを出そう」というぐらいの勢い。でも
それだけに、父親のガンの話や黒澤探偵などはゼータザクみたいな感じがした。まとめると、細かい
エピソードの盛り込みに違和感を感じたが、筋立てはかっちりしていてよかった。以上。
蛇足ながら、この本の題名は「ネアンデルタール・チャイルド」とか「クロマニヨンとネアンデルタール」
とかの方がよかった気も。ピエロの話にそれほど重きを置いてるとは思えなかったので。