ブックファーストの「ザレゴトディクショナル」のポップがすごいことに。店舗内で写真を撮るなんていう大それた行為のできない人間なので、いまいち面白さを伝えきれていない感はあるのだが、要約すると以下のようなものだった。


ザレゴトディクショナル 表紙イラストは「竹」先生直筆の闇口濡衣!普通にしてると見えないど、水につけたり、火であぶったり、スタンドを使うと見えるかも?!」


店員、はしゃぎすぎ(ほめ言葉)。

 そもそもポップとは古代中国において「歩通不」、つまり道路が通行止めであることを知らせるために用いられた立て札がその起源である。旅人の目を引きつけ、手短に内容を伝えることが「歩通不」書きの腕の見せ所とされた。時代が下り、通行止めの看板としての意味は失われ、いかに人々を引きつけられるかのみが競われるようになったが、往来の妨げになるとして時の指導者はこれを禁じ、以降は小商いもの、特に書物の宣伝として用いられることが多くなった。これが現在の「ポップ」の語源であることは言うまでもない。

                                 (民明書房刊『書店用語の基礎知識〜その歴史と文化』より抜粋)