二週間ぐらい前にブックオフで見つけたアマリアロード・ストーリー―復讐銃騎アンジェラ (ソノラマ文庫)
読みました。店頭で見つけたときに「あっ」って言っちゃって恥ずかしい
こと鬼の如し。ところでここのところ本が増えてきて、とうとう本棚がいっぱいに。
まだ撲殺天使も3巻までしかそろってないのに。で、話を元に戻すと上下巻ぐらいで
書けばよかったんじゃないかなぁという話でした。復讐しか考えていなかった少女が
だんだんと憎しみの意味を考えていく筋立てなんですが、どうにも話の進み方が早くて
説明っぽい地の文で少女の心の動きを表すような結果になってしまい、読みにくいところも。
また、復讐の動機というのも結局はおじいさんがアンジェラに植えつけただけのものであり、
そうなると彼女は私の青春を返してって叫んじゃうんじゃなかろうか。機能を特化した
七つの銃とか、火縄だから雨はちょっと…とか、楽しげなところもあるんですが。
あと一角馬のキャラクターはなかなかカッコイイです。「おれは、裏切らん」とか。
最後にひとつ言うと、真空炉まで作っちゃう技術集団が薬莢式の銃を作れないってのは
どうかと。