NHKで火曜夜11時に放送している「サラリーマンNEO」という(おそらく)お笑い番組に、(多分)「ER」をもじった「Re:」というコントがあって、ある会社の美人女性広報から送られてきたあいさつのメールに、自分へのかすかな好意を感じ取った男がなんとかしてうまいことメールを返そうと、文面を試行錯誤する(一回のコント3分ぐらいに一文も進まない回もある)という内容。以前はそのありえなさに笑っていたのだが、ふと気付くとメールの文面に(かなりの確率で)気を使いすぎている俺がいる。「歓送迎会のお知らせ」に対して、フツーは「歓送迎会を開いていただいて」と「歓迎会をセッティングしていただいて」と返すかの違いにそんなに悩まない。
 結局は後者にしたのだが、そのときの俺心理をトレースすると、

「歓送迎会というのは新人の歓迎+転向者の送別なのだから、俺が「歓送迎会」と書いて送別会についてまで言及するのは不自然。「テメーはもう出ていくつもりかよこの○○○○が」と受け取られないためにも、「歓迎会」にするべき。」

「まだ会は催されていない、それどころか噂によれば参加者の予定調節でまだ先になるようだ。ということは「開いていただいて」と、もう開催が決定されたかのような態度は「テメーはもうお祭り気分かよこの×××が」と思われる可能性があるので、ここは「セッティング」と表現をぼかすべき。」

と考えていたと思われる。この間約5分。タイトルに応えると、考えてる(悩んでる)時は真面目。