例のアレの発売日まであと一ヶ月余り、公式サイトができたり、広報も結構行われている
ようです。

広報(AV Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050111/bandai.htm

公式サイト
http://www.bandaivisual.co.jp/dbeat/mave/

広報サイトでは「美少女戦闘機が、量産される“萌えアニメ”に問題提起」などと書かれて
いますが、いつまでたっても発売されない“本編”雪風第五巻の方がはるかに問題です。
第四巻の発売からもう一年が経つわけですし、公式サイト(本編の方)でも何のアクションも
なし、もしかして「グッドラック〜」のように続編はまた十五年待てって事なんでしょうか?
十五年経てば作品の評価も変わるかもしれないですね。

 肝心の例のアレなんですが、なんでも彼女(メイヴちゃん)達はファンの「想い」が作り出した
存在で、その想いが薄れると消えてしまうんだとか。これは「新しいキャラクターが生まれると
過去のキャラクターが陳腐化し、そのキャラクターのみで保たれていた作品自体と共に急速に
忘れ去られてしまうという現象が起こっている」という現在の日本の萌えアニメの現状の縮図だ
そうです。

 しかし、名作と呼ばれるものが人々の心に残り続け、それほどでもない作品が一時のブームの
後に忘れ去られていくというのは何もアニメに限ったことではなくて全ての小説や絵画、音楽
などのエンターテインメント作品に共通する性質なわけで、昨今の萌えブームが特別なものだとは
私は思わないです。

 最後にオチと言うかネタと言うか今日はこれが言いたかっただけなんですが、メイヴちゃん達が
お話の最後でトラプシン(from「あなたの魂に安らぎあれ」)を浴びて、萌えキャラからちゃんと
した戦闘機に戻って飛んで行くっていうのはどうでしょう?いや、最近「膚の下」を読み終わったもの
ですから。